風沼 宮城旅行記

 せっかく仙台まで行くので、2泊3日の旅に。初日はとにかくコンサートに行くしかできない。規制退場が一番最初に出られて、思ったより早く仙台駅前に帰着。昼食に牛タン定食を食べたので、夜はコンビニで食料とお酒少々を買って、ホテルへ。これだけなのに歩数計は13000歩に。疲れたがやはり興奮してるのかあまり眠れず、覚えているうちにと、セトリを書き出してみる。この夜は遅いながらまだホテルの Free wi-fi が繋がったが、この後2日はほぼダメで、結局モバイルデータを使うことになってしまい、翌朝駅の観光案内所に行ってパンフレットをもらってきた。

 2日目は月曜日で公共機関は休みなので、松島観光。貰ったパンフを手に電車で向かう。道すがらグッズを持った風民さん沢山見かけた。勿論松島でも。観光船に乗り、瑞巌寺やらの典型的な観光コースを周り、まだ時間の余裕があるなあということで、急遽塩竈神社に行って、夕食に行くつもりだった駅ビルにあるお寿司屋の本店が塩釜なのでそちらに行くことにしてみた。ここでちょっとしたトラブルがあったのだが、わざわざ不愉快な記録は不粋なのでやめておく。神社の石段が 200段というのはわかっていたのに、余分に歩かされてしまい、ヘロヘロになってたどり着いた。帰りも大変だった。開店20分前くらいにお店に到着。人気店で、予約なしで大丈夫か不安だったが、結局夜はさほど混まないとのことで、無事カウンターに座れる。一緒に入った女性2人組も風民さんで、握ってくれた職人さんとの会話で、「何に来たんですか」「どなたのコンサート?」となって、「藤井風さんです。あちらの方もだと思いますよー」という流れに。ライブ客が来ることも多いそうだが、客層が若いとお寿司には来ないですよね、とか話しながら食事。お酒も飲んで、贅沢してしまった。帰りに仙台光のページェントを見に行く。仙台駅の手前の駅で降り、出口が思ったところとちょっとずれていて、迷子になりそうだった。明るい方に向かえば大丈夫と思っていたらまだ点灯前で、着いてすぐに点灯の瞬間を見られて、むしろラッキー。電車の駅まで歩いて行ける気がせず(迷子ではなく脚の問題)、見物人で渋滞していたが目の前のバス停からバスで戻ることにした。仙台駅で翌朝荷物を出せるようにお土産を買って、疲労困憊でホテルに着き、20000歩超。明日どうするか悩む。検索しようとしても wi-fi は動かないし、起きて気分次第と腹をくくりお風呂で脚をさすって寝た。

 3日目。2時発の新幹線なので、1時前には仙台駅に戻る予定で、市内観光へ。乗り放題のループ観光バスで周ることに。パンフによると、石段あり、が多い。既に悪い予感。まず瑞鳳殿、石段アリ。バス停から門までも延々石段だが、中も結構段差が多い。前日の瑞巌寺などもどこも修復直後なのか、キラキラのピカピカ。いくら桃山風の御殿様式とはいえ、みんな同じ感じになっていて、ちょっと飽きる。松島は東日本大震災の後の整備で、海岸線から人工的で、綺麗過ぎるくらいだったし、市内は去年の地震の被害を復旧中で、伊達政宗公像は修理で不在だし、博物館は長期休館中。修理修復できれいになるのはいいが、風情に欠ける感もある。地震の被害ではどうしようもないけど。

 瑞鳳殿で疲れたので、城址は割愛して、美術館へ。佐藤忠良館があるので楽しみ。忠良も良かったが、絵本の展示がとても良かった。脚が許せばもっとゆっくり見たかったが、バスの時間もあるのでそそくさという感じで終了。最後風さんも行った八幡宮、のはずだったけど、ここも石段アリ。もうパスするつもりでバスに乗ったら満員で、立ったまま駅まで行くのは嫌で、とりあえず見るだけは見ようと八幡宮で下車。バス停前の鳥居から石段!同じ場所に来たことで満足しようと、下から眺めて後はベンチで30分毎のバスを待つ。今度は空いていてホッとして仙台駅へ。ちょうどいい時間なので昼食を摂ることに。牛タンもお寿司も食べたので、あとは何か考えながら食堂街を歩く。1人だしお昼だし無理かと思ったセリ鍋とミニ鰻丼の定食を発見。グラスワインも頼み、美味しく頂きました。クーポンのお陰でちょっと贅沢な食事もできて、存分に楽しみました。

 でも遠征は大変。と、やっぱり家が一番みたいな陳腐な結論でした。