風沼 風さんとピアノ

 ツアー終了後空白が来るかと思っていたが、世界中で死ぬのがいいわがバズり始めて、風界大騒ぎの感じ。私はランキングそのものにはあまり興味ないが、世界で活躍するのが風さんの希望であり、いろんな可能性を広げることなら、素晴らしいことだと思っている。ささやかな応援に最近あまり使っていなかった Spotify でなるべく聴いたりしている。なんてささやか。

 風さんの投稿や staff diary 、グッズ販売など、話題は色々あるが、今回は Twitter で紹介されたピアノに関する記事から考えてみる。せっかくピアノに関する記事がでたのに、Hotel California の動画が削除されてしまった。ちょっと?いやかなり狂気が漂うピアノアレンジが大人気だったのに。本当に残念。

 

 クラッシック畑のひとの記事で、これからのピアニストにはジャズの素養が必要だ、という話。その中で、藤井風さんはクラッシックとジャズを意識して勉強してきた、と Musica のインタビューをキチンと読んだのかと思われることを書いていて、ほぼべた褒め。超絶技巧(に類する)のピアノを弾きながら歌うのはすごいと。辻井伸行さんが最近ジャズのレパートリーを加えている話で締めていて、去年の自分を思い出した。風さんの YouTube を見始めた時、ピアノに驚き、このピアノはどのくらいすごいのか?それとも知らないだけで、そんなに驚くものではないのか?それが知りたくて、ピアノの動画を見漁った。普通のクラッシックのピアニストやストリートピアニスト、その過程でカティンさんなど、いわばハイブリッドピアニストも知ることができた。その中で、私は辻井さんがかなり好みというのもわかったが、風沼にいってしまったので、ピアノ動画を見るのは少なくなった。そんな去年の春だった。さほど長い記事では無いが、クラッシックとジャズの関係を簡潔にまとめていて、素敵な記事でした。

 風さんがクラッシックとジャズ両方の勉強を続けているのもオトン様の薦めだそうだ。インタビューでのオトン様は、普通の人が真似するのは危険と思われるくらい子供に求めるものが高過ぎではないか。それに見合うくらい手をかけ、愛情を注ぎ、見守り続けたのは確かだろう。でもだからと言って子供が期待に応えられるかはわからない、どころか潰されてしまいかねない。風さんのように才能も努力も、そして何より素直な性格がなければ。風さんでさえ over protected と感じたり、バチバチになったと言っていたくらい。オトン様の薫陶が無ければ風さんの今も無かったのは確かだが、子育て本を出してほしい、と言った声には疑問。ピアノとジャズの話からずれてしまったのでここで終わる。