風沼 どこまで沈むの

 風さんの cover 動画や Live  streaming を観ていくと、元の歌を知りたくなる。自分がよく知る昭和の歌謡曲はまあいいが、洋楽はほとんど知らないし、曲は知っていても意味は全然考えたこともないのが今までだった。昔はレコードを買わない限り歌詞を知ることもできなかったので、中学生の頃多分100回以上聞いた (ラジオでヘビーローテーションだった) Hotel California の歌詞の意味を風さんの字幕で知ったのだ。恥ずかしながら Alone Again には驚いた。こんな悲しい歌だったんですね。

 自分が検索したもの全部 YouTube にあった。元がすごく古いものでは時には映像がなくて曲だけというのもあったが。よく探したり、時にはオススメに上がってきたりで、Lyric video や和訳歌詞の動画まであった。コメント欄を読んでみるのもおもしろく、古い曲では、こんな曲を2020年に誰が聞くんだ?(多分褒めている)なんて書いてあった。インスタで風さんが cover を上げた時は、謎に日本で検索や視聴回数が増えているのではと思う。風さんは自分のチャンネルの視聴回数以上に、洋楽の視聴回数を上げているかもしれない。

 風さんのおかげで英語の勉強を始めたという書き込みもよくみる。SNS では和訳をup している人も多い。風さんの CD ・Blu-ray・Goods といった直接的なものだけではなく、大型テレビや私のようにプレーヤーを買ったとか、経済効果も大きそうだ。だからどうってわけじゃないけど。服や靴、靴下まで調べて買っている人も。さすがに最近の衣装は高級品で高くなり過ぎだけど、無印のヘアターバンは随分売れたんじゃないかな。

 話が逸れた。元動画を見ていると風さんの上手さに驚く。ガッカリということがない。女性の cover も多いが、全然違和感なく再現してしまっている。最近の洋楽だと名前で性別がわからない人も多く、元動画を見てビックリするのは、風さんが普通に歌いこなしているからだろう。ただ最近のインスタでの up はほんの1分弱とか短くて cover 動画とはいえないのが残念。セカンドアルバムでまた cover CDがあるようなので、楽しみに待とう。

 もう以前のような cover 動画を作る可能性はないだろうが、風さんの魅力の大きな部分を占めるのは間違いない。あとはこれ以上削除されないように祈ろう。