風沼 そこに底はあるのか

 HEHN の MV を観て驚いたのは、誰もが言う通り、同じ人間には見えないことだ。しかもせいぜい半年間で撮られているようだし、と混乱した。今でも優しさは特に違って見える。しかも人によって違って見えるMV が違うのではないかと思われるのだがどうだろう。そこに Live streaming が加わると混乱は増すばかりとなる。ボサボサのパーマ頭に高校ジャージでウンコ座り、英語は上手だけど日本語はフニャフニャ。きらりの after tolk では聞かれたら、何でも答えてくれそうなやりとり。まあ質問は本人が選んでるんで、嫌なのは避けられるけど。残念ながらアーカイブがないので、先人の風民さんの話で想像するしかないが、それまでの配信では色々うちわ話などもしてくれたとのこと。

 2020年のうちはかなりカジュアルで、お手軽だったけど、あけおめ配信、寝そべり配信となるとファンのためのイベント感がさらに出てきた。部屋やカメラもグレードアップしたし、書初めやお絵描きなどのコーナーがあったり。丸1年経ってもコロナの状態は改善しない中、直接ではないファンイベントを考えてくれたんだと思う。私にとっては初めての寝そべり配信、本当に楽しみでした。

 この5月時点では私はまだ SNS はできていなかったが、コメント欄や生配信の様子などで、風さんの人となりはだいぶ感じていた。年齢的に私よりご両親の方がお若いかと思っていたが、そうでもなかったとか、それであんなに古い曲に詳しいのね、とか。ズッズさんの diary が本当に面白くて、ファン心理をよくわかっているなぁと思う。ファンの方ならお分かりだと思うが、何でも知りたい状態だった。城東高校のサイトを見て、里庄町のホームページまで見てみたものだ。なんせこの頃は見られるものがもうなかったんです。

 もうできることがなくなって次に始めたのが、cover 動画のまとめだ。solakaze チャンネルとの行ったり来たりが面倒になり、時系列がわかりやすい表を作ろうと考えた。そしてそれは予想以上に楽しい上に役に立った。そして風さんの葛藤の流れみたいなものを感じられるものだった。勿論ただの妄想だが、自分はどうしたいのか、何ができるのか、そんな風さんがよく言うもがきを感じのだ。

 この頃自分自身あまりにのめり込み過ぎだと思うと、だってこんなに魅力的なんだから仕方ないじゃない!という、謎の言い訳を考え出した。自分に向かっての言い訳なんだから不毛なのに、今でも定期的にそんな気持ちになる。この文章はその表現なんだと今腑に落ちてる。